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マイ囲碁ストーリー1~京都編~

Posted:2020/09/02

手に汗握る展開

碁会所の閉会時間まで約30分。本来なら既に中押し勝ちを決めていたはずの時間だ。
しかし、私は妙な冷や汗をかいていた。攻め合い?いや、そんなはずはない。白石は確実に死んでいるし、黒の連絡は確実なはずだった。なのに気が付いた時、私の黒石は切られていたのだ。

私は、無様にも手数を数える他なかった。1、2、3・・・6。手数が伸ばされることはない。私が白石を取るには6手かかる。問題は私の石。何もせず攻め合いに挑むのはまずい。
5手?6手?分からない、でもこのままでは手数が足らない。とにかく手数を伸ばさねば。飛び。多分それで勝てるはず。2間飛び?1間飛び?いや、ここはそう深く考えるところではない。攻め合いに勝つ事だけを考えろ。

散々考えた挙句、私はしぶしぶ一間飛びを選んだ。考えても読み切れないのなら早く打つに越したことはないのに。

不満足の勝利

白の応手をびくびくしながら待ったが、私の次の手は結局揺るがなかった。間違っていなかったようだ。

結局、打ちかけの中押し勝ちといった形で終わった。

対戦相手の方も、周りの方々も褒めてくれたが、どうにも納得いかない。こんな形で黒が勝つ碁じゃない。

大体、厚みを活かし切れた碁なのか怪しい。碁形も白と比べれば悪い。